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小島信夫『残光』を読んだ

残光作者: 小島信夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05/30メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (31件) を見る

小島信夫『残光』読んでる途中

すごく面白いのだけど、初小島信夫がこれでよかったのだろうかと思わないでもない。ま、入り口間違えてもそれはそれで人生。

『ワット』

ワット作者: サミュエルベケット,Samuel Beckett,高橋康也出版社/メーカー: 白水社発売日: 2001/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る先に読んだ『マーフィ』もそうだけど、なんだかどこ読んでも妙に楽しいなあ。…

『生きる歓び』保坂和志

生きる歓び作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見るを借りて読んだ。

点滴読書

図書館で借りたある小説を読んでいるんだけど、いつどこを読んでもとても面白い。 で、数ページ読むと満足してしまうのでなかなか進まない。こういうのは久しぶり。たいてい面白くなってくると読むのを途中でやめたくなくなるものだけど、この小説はある程度…

mixiでジョン・スラデックのコミュを作った。

作ったものの、 どういう方面に宣伝すればいいのかわからない 「すれっからしマニアのアイドル」(by大森望)のコミュを、マニアですらない私なんぞが作っていいのかという疑問 まあそれでも、ないと嫌だから作ったんですが。

ミラン・クンデラ『冗談』

冗談 (Lettres)作者: ミランクンデラ,Milan Kundera,関根日出男,中村猛出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/05メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (13件) を見る 一九八〇年、パリで、私の作品をテーマとするテレビでのパネルディス…

『カンバセイション・ピース』読みおえてた

カンバセイション・ピース作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (114件) を見るあんまり「読み終えた!」という感じはしないけど。 建築の分野で「住い方調査」というのがあ…

『カンバセイション・ピース』読み中

十九世紀のシェリングもまた神についての哲学者だが、ハイデガーはシェリングの哲学を存在についての哲学と言い、神とは存在の擬人化のことであり、擬人化とは幼稚な思考法などではなくて、人間存在それ自身の広がりや奥行きによるもので、私たちはまだ人間…

保坂和志『カンバセイション・ピース』読みはじめ

保坂和志の『カンバセイション・ピース』の冒頭を読みながら、これに出てくる世田谷の家の間取り図をちらしの裏にメモした。つい図に書いて整理したくなるほど具体的な細かい描写ががなされているのだ。 小説を読みながら登場人物の関係図を書いたり、出てく…

P.G.ウッドハウス『比類なきジーヴス』

比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)作者: P.G.ウッドハウス,Pelham Grenville Wodehouse,森村たまき出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2005/02/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (126件) を見るはじめてジーヴ…

町田康『告白』

告白作者: 町田康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/03/25メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 191回この商品を含むブログ (275件) を見る世の中の評判とおり傑作でした。しかしうっかりWeb上の感想を検索したらだいたい私が書きたいようなことは…

舞城王太郎『煙か土か食い物』

煙か土か食い物 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/07メディア: 新書購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (220件) を見る初舞城。面白いねどうも。まあこんなのでデビューしたらそりゃ驚くわな。 主人公の…

ミラン・クンデラ『不滅』

不滅作者: ミラン・クンデラ,菅野昭正出版社/メーカー: 集英社発売日: 1992/02/20メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る初クンデラ。 最初読みはじめたときはその独特の書き方に読みとおせるのか、これ、とたじろいだが、腰を入…

『愛のひだりがわ』筒井康隆

愛のひだりがわ作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/01/24メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (18件) を見る荒廃が進んだ近未来の日本で、一人の少女が失踪した父を探しに旅に出る物語。岩波から出たジュブナイル。 まあ…

『1809』佐藤亜紀

1809作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る佐藤亜紀は『バルタザールの遍歴』読んで「あ、この人すげえ、頭抜けている」と思った。でもその後は全然読まなかった。なんつ…

『パンク侍、斬られて候』町田康

パンク侍、斬られて候作者: 町田康出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2004/03/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (133件) を見るあ、『うつうつひでお日記』に出た"秘剣・悪酔いプーさんくだまいてポン"ってこれが元ネ…

区民図書館

『うつうつひでお日記』読んで、そーいえば図書館と言うものがあったのだと久々に思い出した。以前は市の総合図書館(でかい)によく行ってたけど、遠いのでしんどい。あ、近くに区民図書館(とても小さい)もあったな。 で、区民図書館で何冊か本を借りてき…

読書と映像

小説と映像について小説を読むとき、その映像を思い浮かべることができるか? - WINDBIRD 面白いと思った。速読の観点から。『映像を思い浮かべる』技術って、『速読』の技術だよね - うぱ日記涼宮ハルヒの憂鬱で読書速度が上がる - うぱ日記私も急いで情報…

パーク・ライフ

パーク・ライフ (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/10/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (254件) を見るブックオフで100円だった。2002年の芥川賞受賞作。唐突ですが、去年の10月にmixiで書いた…

北杜夫『さびしい王様』『さびしい乞食』『さびしい姫君』

北杜夫が1970年代に書いた大人向け童話。三冊まとめて一気に読んだ。最初の2作のラストはとんでもなく尻切れとんぼなので、大団円を迎える三作目まで一気に読むのが精神衛生上よろしい。しかしぼんやりした尻切れの方が味がある気もして、大団円になると(…