未来を生きる君たちへ

暴力の連鎖のお話、という評判であったが観てみるとちょっと違うんでないかという気がする。クライマックスで痛ましい事故が起きて、その後それぞれに心の傷を抱えた登場人物たちが癒されたり和解したりするのだけど、その和解=リハビリの部分が中心となるべき映画だったんではなかろーか。
そういう意味では件の事件の描写が何かひとつ、衝撃が足りないような。
港のそばの倉庫といった場所の使い方は上手いと思った。子役も含めて登場人物が役に応じた実に"それらしい"顔をしてるのが良かったです。