マンガ家と編集者

僕の小規模な生活(1) (KCデラックス モーニング)

僕の小規模な生活(1) (KCデラックス モーニング)

後半でマンガ家と編集者の小規模な(でも当事者にとっては胃が痛むような)心理戦が描かれます。いや福満さん、細かいところ気に病み過ぎなんじゃないのォそれが面白いんだけどさァ、と笑いながら読んでましたが…
…前にも紹介した松永さんの文章読むと、マンガ家と編集者の関係は想像以上に壮絶なのだった。
邪宗まんが道
そんなまんが家と編集者の戦争が裁判(と右手の骨折)にまで発展した例
http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html
こ、この陳述書は書いている人が激怒していることがよく分かる……ヒドい話だけど、ここまで怒りをストレートに表明できるマンガ家さんもすげーな。
(そーいや今雑誌hon-nin西島大介が連載してる話も、自分の原稿を紛失されてしまった……って話なんだよな。あっちはまだ、編集者との確執はそれほどない感じだけど)
とか思ったところで
http://tinyurl.com/66ayzf
コレを読んだ (via http://twitter.com/honkyotwitter/)。
編集者とマンガ家との関係について、某有名マンガ編集者がかなり赤裸々に語ってます。そういやこの編集者の方は(雑誌も)、『邪宗まんが道』にもちょっと出てきますね。うーむ。面白い……そしてキツい。仕事の現場というのは裏から見ても表から見てもキツいなあ。面白いけど。

これらの文章を読んだ後で再び『僕の小規模な生活』を手に取ってカバーを取ると、裏表紙には4人の男の背中の写真が印刷されてます。作品中に出てくる4人の編集者の背中です。なんだか感慨深い。