読んで泣く

mixi高野文子コミュで『マヨネーズ』(『黄色い本』所収)が話題になってたので読み返した。

そのついでに『黄色い本』読み返したらまた泣いてしまった。雑誌で最初に読んだときも泣いた。拾い読み程度なら無問題。だがきちんと最初から読み返すとかなりの確率で泣いてしまう。最後の数ページを読みながら声を押し殺して嗚咽するのだが客観的に見て中年男が深夜マンガ読みながらそんな泣き方してるのって気持ち悪い。まあ誰も見てないからいいですけど。って独りぼちで泣いてるのがますます気持ち悪いじゃあないか。同じ本を読んで毎回同じように泣くということはつまり私の脳内とその本との関係がちっとも変化してないということだ。それは成長してないってことで良くないんじゃないか。正直同じ本を読んで何度も泣くのはやめたい。だがしかし泣いてしまうんだなあ。これは本物の感動なのか単に涙のスイッチを押されているだけなのか。それを見極めるためにもう一度読むことになるわけです。その繰り返し。