だる

なんとなくだらだらと。

1

昨日は休日を完全に無駄にしてしまった。病人のように寝て過ごした。
今日は5時に目覚めたけど、異様にだるい。生活リズムが壊れちゃったな…

2

昔から何かを「やる」と言語化すると、それができなくなってしまう傾向がある。普通逆だといわれてるんだがなあ。言ったことはやれない病。口にできないことだけをやりたい病。なんとも呪術的。
だからネガティブなことをあえて言ってみる。死にたい。怠けたい。眠りたい。無職のままでいたい。もっと貧乏でいたい。
あ、そうだ「一旦言葉にしたことは実現できないようになりたい」って言えば逆の結果になるかな? そんなおとぎ話みたいなこと、ないか。

3

昔は中国の食ってなんだかしらんが健康的なイメージがあったんだがな。
宮沢章夫が同じ事書いてたけど、烏龍茶って昔は誰も飲んでなかった。Wikipediaで見たら烏龍茶の最初のブームが1979年、その後本格的な日本での普及が始まったのが81年頃からか。ともかく健康にいいってイメージで烏龍茶は普及した。「中国人は烏龍茶を飲んでるから脂っこい料理を食べても太らんのだ」という話があってですね。平成生まれは知らないでしょうけど。あ、でもサントリー黒烏龍茶とか、いまだに同じイメージでCMしとるな。
筒井康隆の傑作短編『薬菜飯店』なんかもそういう中華=神秘の健康食のイメージをディフォルメすることで書かれたわけですが。
しかし昨今は……まあ、問題になってるのは都市部の大量生産される食品で、伝統的な中華料理のイメージとはちょっと違う話になるけども。"神秘=薬効"ということになってたプラスの価値が、そのまんま"怪しさ=毒"に反転してしまったような印象も受ける。資本主義の光をあびて変質する前近代的な何か。そこには都市伝説が生まれる状況と似たものがあるかも。つまり、過渡期は妖怪が歩き回りやすい。

4

笠辺哲『バニーズ』『フライングガール1・2』(IKKI COMICS)読む。
あー『フライングガール』の登場人物はみんな可愛いなあ。愛す可し。
笠辺哲のマンガはどれも面白いので皆読むといいと思います。絵柄も非常に独特。あの目の描き方は面白いなあ。水木しげるがルーツなんだろうけど、海外のマンガみたいなところもあって。こういうちょっとヘンなところがあるマンガに私は弱い。

5

赤瀬川原平サンが露骨に保守化してるという話。
http://d.hatena.ne.jp/zarudora/20080207/1202390434
うーん。なんだか悲しい。
まあ、『千利休 無言の前衛』(岩波新書)の時に既に似たようなことは言ってて、"ああ、そっちにいっちゃうのかなぁ"とは思ってたけども。
個人的にはSF作家の石原藤夫がいつの間にかすっかり右と言うかあっちの人になってしまってたのもショックだった。いやショックというほどではないけど、うーん。考え込んでしまう。