虚構する

・昨夜は某所に投稿するための800字のショートショートを書いてみようと延々とがんばってみたがまとまらんかった。あきらめて寝た。
・文章を読むのは好きだけど書くのはどうも苦手だ。うまく書けない。眼高手低。って別に眼の方も高くはないけれども。
・料理みたいなもんだよなァ。自分で食う分は適当にやりくりできても、他人に供するとなると話が違う。
・ところで昨夜は文章こねくりこねくりしてるうちに、自分は物語を書こうとすると、油断するとポエムになってしまうことがわかった。
・つーか気を抜かないでもポエムになってしまう。なんでだ。何かの呪いか。
・ポエムってなんでしょうね。それはなんというか、ファンシーなものだ。ヤンキーなものでもあり得る。ファンシーとヤンキーが日本のポエジーを吸収しているのは有名な話だ。知らないけど。
・ポエムというと思い出すのは吉田戦車の漫画で、ヤクザの兄貴が下手うった子分に迫るネタ。オトシマエとして『詩とメルヘン』に投稿しろ、と兄貴はいう。『ペンネームは「星 ぽえ夢」これ以外は許さん!』
・ぽえ夢という妖怪が日本を徘徊している。恐ろしいことである。
・ぽえ夢は詩ではない。詩人はあんまりぽえ夢を書かない。たぶん。
・ぽえ夢は日本に遍在している。油断すると指先から言葉の中にしみ込んでくる。浴室の黴のようなものです。
・ぽえ夢をどこまで排除すべきなのだろうか。わからないのです。