中原昌也『名もなき孤児たちの墓』

名もなき孤児たちの墓

名もなき孤児たちの墓

はじめて『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』を読んだときは何か読むのに不思議と苦労した覚えがあるけど、今や普通に中原昌也を読めてしまうというのもそれはそれで不思議。ノイズミュージックだっていろいろ聴いてると耳が慣れてくるしなー。読む側の違和感がなくなるというのはこのような作風だと良くない気もするけど。収録作の『点滅…』とかこれじゃあ小説みたいではないかと思う瞬間もあった。まあ小説なんだけど。