タブー/CURE

黒沢清の『CURE』で警官が同僚を撃つじゃない。女医が男の首をメスで切るじゃない。
なんかうまく言えないけどね、「立場上一番やっちゃいけないこと」への誘惑ってすごく強いと思うんだよね。
アメリカの大統領は核ミサイルのボタンを押す誘惑に負けないようにするのが大変、って冗談も昔からある。
だから例のペド・ネクロフィリアHPの制作者が小学校の教師だったというのは、意外だけど納得するところもあります。一番やっちゃいけないことだからやってしまったのかもなあ。それは彼のCUREだったのか。
やっちゃいけないことですけど。
や、別に擁護も同情もするつもりはありません。深淵は身近なところに、というお話。