田中智学とか

すばるの7月号を立ち読みしたら中沢新一爆笑問題太田光が対談してた。『宮沢賢治日本国憲法』というお題。どういう取り合わせだーと思ったら。9条の抱える現実的矛盾と宮沢賢治の抱えていた矛盾(国柱会の熱心な信者だった)をつなげて考えてみる…というような話で、予想したよりは面白そうだった。斜め読みですが。
まあ確かに宮沢賢治国柱会ってのは、考えちゃうよなあ(いや詳しいことは知らないんだけど)。


国柱会といえば田中智学なわけですが、先日この名前を含むニュースが、ネットの一部で話題になった。
戦前から伝わる"アインシュタインの予言"という言葉は、もともと田中智学が書いた文章だったのではないかと言うAsahi.comの記事
http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY200606070141.html
詳しい内容は
アルベルト・アインシュタインと日本
アインシュタインと日本 Part 2
アインシュタインと日本 Part 3
但し、これには反論もある。
entry-10013327332 | きち@石根
図書館で『改造』を調べてみたという人もいるが
アインシュタインの予言について
まあ完全な検証は難しいので、ことの真偽はわからない。ただ、もともとシュタインの名前を借りて田中智学が自分の思想を述べたのではないか、それがいつの間にかアインシュタインになったのではないか、という仮説は面白いと思った。
大日本帝国憲法に影響を与えた法学者のシュタインと、(直接関係はないにせよ)原爆を連想させるアインシュタイン。戦前の日本の始まりと終わりに関わる二人の名を借りてこのコピペが生き延びてきたのだとしたら、なんだかシンメトリーな感じです。