『失踪日記』手塚治虫文化賞・マンガ大賞
ま、鉄板とはいわれてましたがめでたい。
第10回手塚治虫文化賞が9日、次の通り発表された。【マンガ大賞】吾妻ひでお「失踪日記」(イースト・プレス)【新生賞】ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」(講談社)【短編賞】伊藤理佐「女いっぴき猫ふたり」(双葉社)など一連の作品【特別賞】小野耕世(長年の海外コミックの日本への紹介と評論活動)
手塚の絵のエロスを継承発展させた吾妻ひでおが、ホームレス・アル中の実体験記というつげ義春的テーマの作品で手塚治虫文化賞を取るというのは、なんとも面白いです。エロスタナトス。なんつーか、諸星大二郎が手塚賞から出てきたような面白さ。いや、だいぶ違うなそれは。
ところで古谷実のヤンマガ新連載『わにとかげきす』に出てくるホームレスのおっちゃんって吾妻ひでおに似てる気がする。顔が。吾妻先生の写真は2枚くらいしか見たことないですけど。