黙っている

結局オレは何がしたいんだ、人生の目的はなんだ、と考え、何、とは言えないけど“変なこと”が好きなんだよなあ、なんとも言葉にしがたい変な時間とか変な場所とか、そういえばバーセルミの本で「口に出せない習慣、奇妙な行為」あと「罪深い愉しみ」ってのがあったけど、本は読んでないけどさ、なんかしっくりくるこのタイトル、結局そういうのがずっと好きで、つまるところそれだけが好きみたい、とはいうものの人生の目的が「口に出せない習慣、奇妙な行為」「罪深い愉しみ」です、なんて親や友人や兄弟には言えないわけで、税務署にも区役所にも保健所にも言えないわけで、別に背徳とか邪悪ってわけでもないんだけど、でも言えない、誰にも言えない言っちゃいけない、つうか言っても言わなかったと同じなってしまう不思議。

だから何がしたいのかと聞かれたら、私は黙っているよりしょうがない気がするのです。それがたとえ、自分からの問いでも。