いーぱぶ

先日電子出版の規格の一つである epubについてちょっと調べた。自分で試しにepub文書を作ってみたりもした。
メモ。
基本はzipで圧縮したxhtml+αなので作るのは簡単。Sigilというアプリを使えばさらに簡単(日本語は文字化けを防ぐためにコードにちょっと書き加える必要があるけど)。
この手軽なとこが良いですね。コンビニでコピーした原稿をホチキスでとめて作る小冊子、みたいな手軽さで電子書籍を作ることが出来る。
凝ったレイアウトはできない(しないほうがいい)。モバイル向けの規格だからしょうがない。端末によっていろんなサイズの画面に流し込まれるものなので、レイアウトをへたに固定しないほうがいい。
日本語の文書はちょっと長編になるとかなりビューアの動作が重くなってる、気がする。英語の文書は軽いんだけど。英語は文字の種別が少なくていいですなあ。日本語には縦書きの問題もあるし、電子書籍ではいろいろと不利だと改めて思った。
epubSVGが使えるので、ベクター絵で画集作ったりするのも面白いかもしれない。SVG使えば日本語縦書きもできるんじゃないかと一瞬思ったけど、ビューアが対応してないようだった。
マンガを電子書籍化する場合、絵とセリフを分離して、CSS使ってセリフのテキストを所定位置に流し込めないかと思ってやってみたが、epubリーダーで読むと表示がおかしくなってしまう。画像の上に位置決めてテキスト打つならSVG使った方が確実。もっとも、SVGSVGで問題があるんでやっぱりセリフの分離は難しい。
てな感じで。