雨の夜

昨夜は寝たきりの父が体調を崩したので、介護している母を助けに行った。
助けに行く、といっても庭を横切って母屋に行く程度のことですが。


父の、脱がせたパジャマについた吐瀉物をバケツの水でゆすぐ。
チョコレート色の吐瀉物は胃液と便と血が混じったような臭いがする。
胃の奥から逆流したのだ。
吐き気を呼ぶ臭い。でもこれが生きた身体の芯につまってるものの臭いだとも思う。


その後も嘔吐があり、結局、夜の三時にお医者さんに往診を頼むことになった。
新たに点滴を行い、夜が明けて訪問看護婦さんに助力を頼み、なんとか午前中には一息つけるようになった。
母は一時間半程度しか眠ってないはずなので心配。