ヤノピもえー

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/080308/msc0803082035002-n1.htm
73年の「燃えるピアノ演奏」の再演。mixiでこのニュースに関する日記を見てたら3割くらいの人が嫌悪感や否定的・懐疑的な印象を受けてた模様。本当に激怒してる人も数人いた。あとは賛、やや受け、懐古etc. そんな反応を見ながら、こういう一部の人を怒らせるようなパフォーマンスも久しぶりだねぇとちょっと高揚した気分に。いやまあ人を怒らせているから良いと言うわけではないけど。いやちょっとそういう部分もあるかな? かな? 激しく反応してる人を見ると反射的に面白い、と思っちゃうんだよねどうも。確かにピアノに思い入れがある人にとっては悪趣味きわまりないイヴェントに映るだろうなあ。それはそうだ。しかし演る側の事情と言うのもあるわけで。海を背景に燃えるピアノを弾く絵は単純に映像として面白い。そういえばこれはもともと初回は、デザイナー粟津潔の映像作品のためのパフォーマンスなのだった。今回の再演も金沢21世紀美術館での粟津潔展にあわせての関連企画。下手人は山下さんだけど黒幕は別にいるわけですよ、と言っても今回の再演は山下さんからもちかけたのか。あんまり擁護になんないか。

ピアニストを笑え! (新潮文庫 や 12-1)

ピアニストを笑え! (新潮文庫 や 12-1)

↑名著。山下さんの本ではこれが一番好きだなー。前回の燃えピアノ演奏についても書かれてますが芸術的パフォーマンスと言うより請負仕事としてクールにこなしている感じ。その距離感が好きだ。