あくびノオト(北杜夫)

昭和36年新潮社刊。ブックオフにて100円で購入。佐々木侃司の挿し絵が良い感じ。北杜夫佐々木侃司って村上春樹佐々木マキみたいな感じがちょっとする。いや勘違いかもしれん。
一つ一つのネタの息が長くて、いかにも手で原稿用紙に書いてるなあという感じ。ワープロ以前のユーモア・エッセイってこうだったよなあ。
不意の感傷に飲み込まれていく男を描く掌編「活動写真」がさすがに見事でした。ちょっと学生小説っぽいけど。