スーパーのバイトの面接

面接の最初の段階でまず個人情報に関する承諾や兼業禁止についての誓約が書かれた書類にサインしなければならないのだが、兼業禁止の項目が気になって尋ねてみると、このバイトでは一切他の仕事をされては困る、という。
とはいえ募集は週三日の夜勤だ。
「あの、昼間に求職活動するかもしれないんですが」「あーそりゃだめだ、そういう人はうちでは採りません。こちらも何ヶ月もかけて教育するんだ、最低でも一年は働いてもらわなきゃなんない。他に求職しているような人は職が決まるとすぐに辞めてしまうからうちはダメ」強い口調で言われた。
当然だ。もっともだ。
もっともだが、しかし週三日の夜勤でそこまで専念できるだろうか。一年以上の間。まあ、学生さんが本来の求人対象なんだろう。そこは最初に確認すべきポイントだったのだが、webで連絡先を送信したらすぐさま連絡来て翌日面接、という流れの中で確認しそびれた。
ともかく、これから数年スーパーの深夜バイト専業と云うわけにもいかないので、サインする前に履歴書を返してもらい、家に帰ってきた。
久々に他人に接したのでーーほんのわずかの間だけどーー疲れた。帰ってきてちょっとねむる。