月とチーズ

Google moonで拡大率を上げると月面はチーズになる。
月がチーズでできている、というのは西洋に伝わる言い伝え…
だと思ってたが、ちょっと違う、という話が以下のURLにあった(英語)。
http://www.straightdope.com/classics/a990723a.html
“月がグリーン(green)・チーズでできているっていう言い伝えの起原はなんですか?”という質問とその回答。
“月が新鮮な(greene)チーズでできている”という引用句は、John HeywoodのProverbes (1546)に最初に見られる。同様の引用句はラブレーやトマス・モアの著作にもある。当時は“誰も信じないようなナンセンス”の比喩的な言い回しだったが、時代を経る内にそういう文脈が失われ、かつて人々が本当にそう信じてた時代があったと思われるようになってしまったのだ。
てな事を上のQAの回答者は言っている。多分。ほんとかどうかは知らない。
マザー・グースに「もし月がチーズだったら」で始まるのがあったような気がするがちょっと見つけられなかった。
で、日本語での情報探してる時に見付かったページ。聖書原理主義の方で、英文の記事を訳しているみたいですが。
http://bible-room.org/bible-science/creation/moon-cheese.htm

アメリカの地質学の専門雑誌の中で、月の石の値が思いもよらぬ値であった事を発表しました。その値は1.84Kmだったのです。興味深い事は地球上でこの値を持っている物体はチーズだけだということです。チェダーチーズが1.72Km、ロマノチーズが1.83Kmです。
このデータが示している事は月がチーズで出来ていると言っているのではありません。むしろ、人間の科学では説明できないものが存在すると言う事です。「初めに神が天と地を創造した」という聖書の言葉以外に説明のしようがありません。

何その結論と思う訳だが。まあ確かに月とチーズの圧縮率(?)が同じだってことを説明するのは科学には無理だ、宗教しかないのだ、と言われたらそうかもしれんねと言わざるをえない。反対はしません。電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんな…
それにしても圧縮率をkmであらわしてるのが謎。
と思ってたら、元データの手がかりらしいものが以下のページにあった(英語)
http://www.planetfusion.co.uk/~pignut/cheese.html
要するに衝撃波の伝達速度ですね。アポロの時に実験したら、月面の衝撃波の伝達速度は地球の岩石よりはるかに遅く、むしろチーズに近かったと。ナルホド、これは確かに月はチーズかもしれんね。ウォレスとグルミットは正しかった!